輸入住宅とは？代表的なスタイルやメリット・デメリットをチェック
海外の住宅と聞いて思い浮かぶような家を建てたいと考えているのであれば、輸入住宅がおすすめです。ですが、おしゃれなイメージの輸入住宅に憧れているけれど「失敗してしまいそうで不安」「そもそも輸入住宅のことについてよく知らない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。輸入住宅はデザイン面において優れているだけでなく、スタイルの幅が広いのも魅力です。
しかし、メリットばかりではありません。そこで、輸入住宅を検討したいと考えている方のために、特徴やメリット、デメリットについて解説します。自分に輸入住宅が向いているのか判断した上で詳しく検討したいという方も参考にしてください。
輸入住宅とは？さまざまなスタイルが存在
輸入住宅とは、海外の設計思想によって作られた住宅を日本国内で建築したもののことをいいます。明確な定義があるわけではないのですが、ここでいう海外とは、一般的にはヨーロッパやアメリカの住宅のことです。
海外旅行に行った際に、おしゃれな住宅に感動した方も多いのではないでしょうか。その住宅を日本で再現することができるため、海外の住宅に憧れている方にぴったりです。
輸入住宅にはいくつかのスタイルが存在します。中でも代表的なのは、以下の通りです。
輸入住宅のスタイル
- 北米スタイル
- 南欧スタイル
- 北欧スタイル
それぞれ特徴を解説します。
北米スタイル
アメリカンスタイルとも呼ばれ、バラエティに富んだスタイルが特徴です。北米スタイルと呼ばれるものの中でもいくつかの種類があります。
北米スタイルの代表的な種類
- カリフォルニアスタイル
- アーリーアメリカンスタイル
- ジョージアンスタイル
- カントリースタイル
- チューダースタイル
- ガレージスタイル
ひと口に北米スタイルといっても、どれを選択するのかによって大きく印象が変わりますが、全体的に堅牢なデザインが多く見られるのが特徴です。
南欧スタイル
おもにフランスやスペイン、イタリアの住宅様式を中心としたスタイルです。一般的な日本の住宅と異なり、軒が出ていないデザインの特徴的です。また、白を基調とした明るい色の塗り壁も南欧スタイルの特徴の一つといえるでしょう。
北欧スタイル
北欧スタイルはスウェーデンやフィンランドの様式を中心としたスタイルです。冬の寒さが厳しい地域ということもあり、住宅は断熱性や機密性などが工夫されています。
南欧スタイルとは反対に軒が出ているデザインが特徴的です。また、外観はシンプルなものが多いです。
輸入住宅を選ぶメリット
輸入住宅の魅力として、以下のメリットが挙げられます。
代表的なメリット
- デザイン性が高い
- 性能面において優れている
- 地震や台風に強い
デザイン性の高さは輸入住宅の中でも特に大きなメリットといえます。おしゃれな外観に惹かれて輸入住宅に決める方もいるようです。日本の一般的な住宅よりも素朴さや温かみを感じさせるデザインの住宅もあります。
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また、機能性が高く、断熱性や気密性に優れているのも特徴です。例えば、北欧住宅ではパネル工法、北アメリカ住宅ではツーバイフォー工法が取られていることが多いのですが、これらは外圧を面で住宅を支える構造となります。外圧を地盤へ逃すことができるため、地震や台風に強いのもメリットです。
更には耐火性や断熱性・気密性にも優れているため、外観だけではなく機能面に注目して輸入住宅に決める方もいます。
輸入住宅を選ぶデメリット
輸入住宅にもデメリットがあります。おさえておかなければならないポイントとして、次のようなものが挙げられます。
代表的なデメリット
- メンテナンスが難しいことがある
- リフォーム性が低い
- インテリア選びが難しいことがある
輸入住宅ではおもに海外の輸入材料を使って家を建てることになります。そのため、メンテナンス時に輸入材料のストックが切れていると、実際にメンテナンスできるまでに時間がかかってしまうことがあるのがデメリットです。
ほかにも、輸入住宅で多く使われているツーバイフォー工法やパネル工法はリフォーム性が低いとされています。あらかじめ最適な壁の配置や壁量計算によって建てられているため、間取り変更や、増改築が難しいというデメリットがあります。
また、日本製の家具はおもに日本の住宅にあうようなデザインで作られているため、輸入住宅に合うインテリア探しが難しいことがあるのもデメリットです。
輸入住宅ならではの魅力がたくさん
輸入住宅とはどのような建物なのか、おさえておきたいメリットやデメリットについて解説しました。見た目がおしゃれで機能性が高いなどの特徴がありますが、メンテナンスが難しかったり、リフォームしづらかったりする点などについてもよく確認したうえで検討してみてはいかがでしょうか。
