注文住宅の費用&おさえておきたいメリット・デメリットとは

不動産コラム

注文住宅の費用&おさえておきたいメリット・デメリットとは

できれば建売住宅ではなく注文住宅を検討したいけれど、費用について不安を感じている方もいるのではないでしょうか。そこで、注文住宅を建てるのにはどのような費用がかかるのかについてご紹介しましょう。

また、実際に注文住宅を建てる前にしっかりおさえておきたい注文住宅を建てるまでの流れや、注文住宅を建てるメリット、デメリットについても解説します。

高い買い物になるので、「失敗しないためにも費用の内訳や、注意すべきポイントを確認しておきたい」といった方はぜひ参考にしてください。

注文住宅にかかる費用

注文住宅の建築にかかる費用は、地域やこだわりなどによって大きく異なります。国土交通省の令和元年度住宅市場動向調査によると、土地を購入して注文住宅を新築した世帯の購入資金は平均4,615万円だったとのことです。注文住宅を建てる際には、以下のような費用がかかることになります。

注文住宅にかかる費用の詳細

  • 土地の購入費用
  • 建築にかかる費用
  • 諸手続き費用

それぞれ解説します。

(参考: https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001348001.pdf

土地の購入費用

注文住宅を建てる土地を購入するための費用です。都心や利便性の良い地域は土地代が高く設定されています。土地の購入費用は、費用の中でも最も多くの割合を占めるのが一般的です。

もともと所有している土地に住宅を建てるのであれば、土地の購入費用はかかりません。ただし、土地の状態によっては土地改良が必要になり、そのための費用がかかることがあります。

建築にかかる費用

建物を建てるため、基礎工事や内装、外装工事といったものにかかる費用です。注文住宅をどこに依頼するのかによって建築費用が変わってくるので、具体的な費用について確認しながら検討しましょう。

大手ハウスメーカーよりも中小の建築会社は安い傾向があり、更に街の工務店のほうが安く済ませられる傾向があります。

諸手続き費用

注文住宅を建てる際には、登記を行わなければなりません。登記とは土地や建物の所有者を明確にするために行うものであり、土地と建物それぞれ登録免許税がかかることになります。

自分で登記手続きを行う事も可能ではありますが、手続きが複雑であることから司法書士に依頼するのが一般的です。場合によっては自分で行うのが難しいケースもあるため、専門家に相談してみると良いでしょう。その場合は司法書士報酬といった費用もかかります。

どの司法書士に依頼するのかによって費用が変わるため、よく確認が必要です。

注文住宅を建てる流れ

注文住宅を建てる際には、どのような流れで進むのかについて解説します。

注文住宅ができるまでの一般的な流れ

1.予算の検討

2.建築会社探しと土地探し

3.間取りプランの確認

4.建築会社との仮契約

5.住宅ローン仮審査の申し込み

6.工事請負契約

7.着工

8.完成・引き渡し

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.予算の検討

はじめに、注文住宅を建てるにあたりどの程度の予算を確保できるのか確認が必要です。土地購入のほか、建築、各種手続きに費用がかかることになるので、総合的にいくらまで検討できるのかある程度考えておきましょう。

土地の費用については注文住宅を建てる地域によって必要な費用が変わるため、事前に地価相場から目安となる金額を確認しておくことをおすすめします。また、Web上で予算についてシミュレーションできるサービスもあります。

2.建築会社探しと土地探し

建築を依頼する建築会社を探します。ハウスメーカーや地元密着型の工務店、設計事務所など選択肢が豊富ではありますが、これまでの実績や評価などを確認してから決めると良いでしょう。気になる建築会社がいくつか絞れたら、事前に資料請求をして情報収集してからモデルハウスに行くと効率的です。

土地探しについては、一般的には住みたい地域の不動産会社に相談することになります。具体的なイメージや予算、広さなど希望を伝えましょう。

3.間取りプランの確認

建築会社を絞ったら、間取りプランと見積書を作成してもらいましょう。建築会社によって提案力やデザイン力などが異なるため、初めから一つに絞るのではなく、複数の会社に対して依頼するのがおすすめです。

特に自分のこだわりたいポイントとして伝えていた箇所を、しっかり反映してくれているか確認しましょう。見積もりを提示されたら、その見積もりにどこまで含まれているのかも忘れず確認が必要です。他社より安いと感じていたところ、諸経費が含まれていなかったというケースもあります。

4.建築会社との仮契約

複数社比較し、依頼する建築会社が決まったら仮契約を結ぶことになります。ここで申込金として5~10万円程度の費用がかかることがあるので、準備が必要です。どのタイミングでいくら必要になるのかは事前に確認しておくと安心できます。

5.住宅ローン仮審査の申し込み

住宅ローンを活用する場合、仮審査として事前審査を申し込む必要があります。どの金融機関を選択するのかによって必要な書類などが異なるため、確認しておきましょう。

6.工事請負契約

プランや金額などがすべて決まったら、正式な工事請負契約を結びます。その後、役所や専門機関に対して、検討しているプランが法律に違反していないか確認してもらうための建築確認を申請します。問題なければローンの本審査を受け、金融機関と契約を結びましょう。

7.着工

いよいよ着工です。近隣に挨拶を済ませてから着工する形となります。また、施主の希望によっては地鎮祭や上棟式を行う事も可能です。工事中は実際に足を運び、進行状況などを確認することができますが、作業の邪魔にならないように注意しなければなりません。

8.完成・引き渡し

新居が完成したら不具合がないか確認するための検査に立ち会いましょう。特に問題がなければ引き渡しです。

注文住宅を建てるメリット

注文住宅を建てるメリットとして、以下のことが挙げられます。

メリット

  • 好みに近い家を目指せる
  • 細かい要望を反映できる
  • 建築現場を確認できる

自分たちで一から考えていくことができるのが大きなメリットです。壁紙やドアのデザインなども好みを反映させることができます。また、自分たちの生活スタイルに合わせて最も良い形で間取りを実現することも可能です。

ほかにも、建売とは違って家ができあがっていく様子を見ることができます。建築途中に何度か足を運び、大工さんに気になる点を確認したり、質問したりしながら仕上げていけるのも魅力です。

注文住宅を建てるデメリット

注文住宅にもデメリットがあるので、おさえておきましょう。以下について確認してみてください。

デメリット

  • 建売よりも費用がかかる
  • 家ができ上がるまでに時間がかかる
  • 必ずしもイメージ通りに仕上がるとは限らない

自分たちの要望を叶えやすい一方で、建売に比べて高い費用がかかるのがデメリットです。建売は決まった間取りであることから材料を一括購入することができます。これによってコストを抑えられるのですが、注文住宅だと材料の一括購入が難しいことなどが理由でコストがかかります。

また、土地探しから始めなければならないため、実際に家ができて入居できるようになるまでには時間がかかるのもデメリットです。どのような家にするのか決めるための打ち合わせにも時間がかかります。

また、時間をかけたからといって必ずしもイメージ通りになるとの限らないのもデメリットといえるでしょう。できあがっている住宅を確認してから購入する建売とは異なり、イメージと違ったといったトラブルも考えられます。

時間をかけて納得の家づくりを

注文住宅の費用や、完成までの流れについて解説しました。建売に比べると考えなければならないポイントがたくさんありますが、建築会社の方とよく相談しながら納得できる家作りにチャレンジしてみてください。

茅ヶ崎エリアで不動産の購入をお考えの方は、ぜひセンチュリー21ハートランドまで相談ください。

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