住宅ローンの選び方と審査のコツ
マイホームを建てようと考えた際に、多くの方が活用するのが住宅ローンです。しかし、ひと口に住宅ローンといっても具体的に何に注目して選べば良いのかわからずに悩んでいる方もいるでしょう。
そこで「住宅ローンをについて慎重に考えたい」という方のために、ローン選びをするにあたり、おさえておきたいポイントについて解説します。一般的に住宅ローンは金額が大きく、返済期間も長くかかることになるので、どの金融機関からどういった形で借りるのかについてよく検討しておかなければなりません。
審査に不安があるという方のために、審査に落ちないためのコツについても解説するので、参考にしてください。
住宅ローンの選び方とポイント
できる限り自分にとって最適な方法で住宅ローンを組むためには、選び方のポイントを理解しておく必要があります。以下に注目しましょう。
確認したい選び方のポイント
- 金利タイプ
- 返済方法
- 諸費用
- 団信の保障内容
それぞれご紹介します。
金利タイプ
住宅ローンの金利タイプは、全期間固定型、固定期間選択型、変動型の3種類があります。それぞれメリットやデメリット、特徴が異なるので、自分の考え方に適したタイプを選択しましょう。各タイプの詳細は後述します。
返済方法
返済方法は、大きく分けて元利均等返済と元金均等返済の2種類です。元利均等返済は毎月の返済が一定であり、返済期間で均等に割った元金と利息を返済する方法となります。
元金均等返済は毎月一定の元金に利息を上乗せした金額を返済する方法で、返済が進むほど元金が減ることから支払う利息が少なくなる方法です。
シミュレーションを活用して無理のない返済方法を検討しましょう。
諸費用
諸費用として保証料のほか、事務手数料や印紙税、登記費用などがかかります。金融機関によって金額が大きく変わるので、諸費用も含めて検討が必要です。
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団信の保障内容
ローン契約者の返済が不可能になった際に残債を保障する団信(団体信用生命保険)の加入を必須としている金融機関が多いです。団信の保障内容が充実しているかどうかも確認しましょう。
住宅ローンの金利タイプとリスク
3種類の住宅ローンの金利タイプについて、特徴やメリット、デメリットをご紹介します。
全期間固定型 | 固定期間選択型 | 変動型 | |
特徴 | 契約時に金利が固定されるタイプ。 | 借り入れ当初から一定期間のみ金利が固定されるタイプ。 | 1年に2回金利が見直されるタイプ。 |
メリット | 毎回同じ返済額であるため金利上昇の影響を受けない。また、返済内容が確定していることから返済計画を立てやすい。 | 固定金利期間が終わったあとは金利タイプを選び直せる。固定金利期間を短くすると当初の金利が低くなる。 | 他のタイプと比較して金利が低い。金利が低くなれば返済額も減る。 |
デメリット | 変動金利型に比べると金利が高く設定されていることが多い。 | 変動型に比べると高い金利となる。金利が大幅に上昇した場合は返済額が膨らむ。 | 大幅な金利上昇により元本が減らなくなるだけではなく、未払利息が発生する可能性がある。 |
どのメリット、デメリットを重視するのかによって最適な選択が異なります。
住宅ローンの審査に落ちないためには
住宅ローンを利用するにあたり、審査に不安がある方も多いでしょう。できる限り審査を突破するため、落ちないためにできる対策やコツを解説します。
頭金を多く支払う
頭金なしで、すべてローンを組むと金額が大きくなることから審査が厳しくなります。できれば借入額の1~2割にあたる金額を頭金として入れておきましょう。
返済負担率を抑える
年収に占める年間返済額の割合である「返済負担率」が高いと審査は厳しくなります。返済負担率は20~25%程度までに抑えたほうが良いです。
例えば年収500万円の方は、1年間の返済額が100万円~125万円に収まるように申し込みをしましょう。
信用情報を確認する
銀行はローン契約希望者のクレジットカードの利用履歴や各種ローンの借り入れ、返済状況を確認できる「信用情報」をチェックしています。この信用情報に延滞や未払いの情報(事故情報)が記録されていると審査は急激に難しくなるので、不安がある場合は事前に信用情報センターに問い合わせ、自分の情報を確認しましょう。
事故情報がある場合、情報が削除されるのを待ってから審査を検討したほうが審査に通りやすくなります。
最適な住宅ローンの選び方は個人で異なる
住宅ローンの選び方やローン審査に落ちないためのコツについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
金利についてどう考えるか、どの程度の頭金が用意できるかなどによって最適な住宅ローンが変わります。自分にとって適しているものを選択しましょう。
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