玄関アプローチとは？ポーチとの違いや素材などをチェック

2022年01月12日

新築やリフォームをする際に玄関にこだわりたいのなら、玄関アプローチに注目してみるのがおすすめです。ですが「玄関アプローチがどの部分なのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

そこで、玄関アプローチの特徴や玄関ポーチとの違いについて解説します。また、理想的な玄関アプローチにしたいと考えている方のために、使われる素材の種類や、どのようなことに注目して玄関アプローチを考えていけば良いのかについてもご紹介します。

玄関アプローチとは？玄関ポーチとの違い

玄関アプローチとは、住宅の門から玄関までのことを指します。玄関ポーチと混同されやすい部分なのですが、玄関ポーチは玄関を出てすぐの場所です。

建築面積に含まれ、屋根がかかっていることが多いという特徴を持ちます。一方、玄関アプローチは建築面積には含まれず、屋根もかかっていないことが多いです。

玄関に向かう際に真っ先に目に入りやすい部分が玄関アプローチなので、エクステリアデザインを考える際に非常に重要になります。建物の印象も大きく左右する部分でもあるため、こだわってみてはいかがでしょうか。

玄関アプローチに使われる素材地は、いくつかの種類があります。

代表的な素材は、以下の9つです。

玄関アプローチの素材

それぞれの特徴について解説します。

御影石や石英岩などが多く使われています。特に和風の建物に合いやすい素材です。石を置いた場所からは草が生えてこないので、雑草を防ぐ目的でも活用できます。

主に化粧砂利と呼ばれる形がキレイなものが使われています。防犯向けに砂利の上を歩くと大きな音が出るような商品もあります。

線路上に使われることも多い素材で、本物の枕木ではなく、枕木風の木材やコンクリート製の製品もあります。配置の仕方によって印象が変わるのもポイントです。

優しい雰囲気の色合いが特徴的で、レンガに似せたコンクリート製のものもあります。ナチュラルな雰囲気の建物にぴったりです。

正方形や長方形をしており、主に土で作られています。駐車スペースに使用できるものもあるため、駐車スペースとのデザインを合わせたいときにも向いているでしょう。

シンプルなイメージの玄関アプローチを目指している場合には、コンクリート打ちも向いています。コンクリートとコンクリートの間に砂利を敷く方法も人気です。

天然芝と異なり、伸びる心配がないことから、手入れしやすいのが人工芝の魅力です。ただ敷き詰めるだけでキレイに芝が生えているように見えます。

モルタルやコンクリートといった素材が固まる前に水で表面を流すことにより、砂利を露出させたのが洗い出しです。滑りにくいのが魅力です。

植物を活用した玄関アプローチです。花が好きな方は、花壇を作り、好きな花を並べるのも良いでしょう。温かい雰囲気の玄関アプローチになります。

玄関アプローチで失敗しないためにも、事前にいくつか考えておきたいポイントがあります。以下の点に注目してみてください。

玄関アプローチで考えておくべきポイント

それぞれ解説します。

玄関アプローチとは建物に出入りする際に必ず通る部分なので、床面の安全性にこだわりましょう。雨や雪などが降った際に滑りやすい素材は避けておいたほうが安心です。

玄関アプローチにこだわって複雑なデザインにした場合、死角が増え、防犯上の問題が出てきてしまうことも考えられます。死角を避けるか、照明を設置するなど工夫しましょう。

玄関ポーチと異なり、玄関アプローチは建築面積に含まれず、外構工事で対応することになります。住宅を建てる際に外構工事の予算についても事前に確認しておきましょう。

外構工事の予算を忘れてしまうと、玄関アプローチにこだわることができず、玄関の仕上がりに不満が残ってしまう可能性があります。

玄関アプローチとは何かについて解説しました。理想的な玄関アプローチを作るためには素材の特徴について理解しながら、安全性や防犯面にも注目する必要があるので、今回の情報を役立ててみてください。