新築と中古の戸建ての違い?メリット・デメリットを比較

不動産コラム

新築と中古の戸建ての違い?メリット・デメリットを比較

戸建て住宅を購入したいけれど、新築か中古で悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。

「購入後に後悔したくないけれどどちらが向いているのかわからない」「自分にとって最適な方ほうをよく検討した上で判断したい」と考えているのであれば、新築、中古それぞれでどのような違いがあるのかおさえておくことが大切です。

そこで、それぞれのメリット、デメリットについてご紹介しましょう。どちらにもメリットとデメリットがありますが、どの部分をメリット、デメリットと感じるかは人それぞれです。納得のいく戸建て住宅を購入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

新築一戸建てのメリット

新築の一戸建は多くの方の憧れです。以下のようなメリットがあります。

税制優遇が大きい

中古の戸建て住宅に比べると、税制面での優遇が大きいです。住宅を購入する際には諸費用として様々な税金を支払わなければなりませんが、新築の場合は厚めの優遇措置が設けられているので、中古物件を購入するのに比べて税金の支払いを抑えることが可能です。

注文住宅は自由度が高い

建売とは異なり、注文住宅の場合は自分の自由な形で家を建てることができます。壁紙や外壁の色、間取り、どのような設備を入れるのかについてもじっくり考えて理想的な家を実現することが可能です。

こだわりを持って家を建てたいと考えているのであれば、新築の注文住宅を選択すると良いでしょう。

注文住宅の費用

国土交通省の令和元年度住宅市場動向調査によると、土地を購入して注文住宅を新築した世帯の購入資金は平均4,615万円だったとのことです。

注文住宅を建てる際には、以下のような費用がかかることになります。 

  • 土地の購入費用 
  • 建築にかかる費用 
  • 諸手続き費用 

注文住宅のメリット・デメリット

メリット

  • 好みに近い家を目指せる 
  • 細かい要望を反映できる 
  • 建築現場を確認できる 

デメリット

  • 建売よりも費用がかかる 
  • 家ができ上がるまでに時間がかかる 
  • 必ずしもイメージ通りに仕上がるとは限らない 

【関連記事】注文住宅の費用&おさえておきたいメリット・デメリットとは

10年間の瑕疵担保責任の対象となる

瑕疵担保責任とは、引き渡された物件が契約の内容と十分に適合していないような場合に売主と請負人が責任を負うことをいいます。例えば、購入後に雨漏りが発覚した、建物が傾いていることがわかったといった見えない欠陥・不具合に対して責任を持ってもらうことができる制度です。

中古住宅の場合は、多くのケースで瑕疵担保責任が免責、または3ヶ月程度に限定されてしまいますが、新築であれば10年間瑕疵担保責任の権利があります。住み始めてからしばらくしてトラブルが見つかったような場合でも安心です。

高い満足感が得られる

中古の住宅よりも、できたばかりの新築物件に購入することに満足感を感じるという方が多いです。他の誰のものでもない自分たちの家なので、特別感があります。

設備の新しいため不具合が発生しにくい

中古の物件を購入した場合、設備が傷んでいてすぐに買い替えや修理が必要になるようなケースがあります。新築であればすべて新しい設備なので、そういった心配は必要ありません。

断熱性能などで評価されている最新設備を導入している物件も多く、維持費用を抑えることにもつながります。

新築一戸建てのデメリット

新築一戸建ての代表的なデメリットについても見ておきましょう。

中古に比べて費用がかかる

新築ということもあり、中古物件に比べて建物の価格が高くなってしまいます。できるだけ費用を抑えて住宅を購入したいと考えている方にとって特に大きなデメリットです。

土地探しが難しいケースがある

すでに多くの建物が建っている地域は、なかなか理想的な土地を見つけることができず、仕方なく郊外の立地を選択しなければならないようなケースがあります。理想の土地にめぐり合うまでに時間がかかるようなケースも多いです。

【関連記事】新築の土地の探し方でおさえておきたいポイントや注意点とは?

自分で設備を購入してそろえる必要がある

中古物件の場合はエアコンや給湯器などの設備があらかじめついているものが多いのに対し、新築は自分で用意する必要があります。そのための費用をについても考えておかなければなりません。

完成後のイメージが異なるケースがある

中古物件の場合は、内覧などで実際に室内の様子などを確認することができるので、日当たりや住み心地をある程度確認することができますが、これから建てる新築物件の場合はこれらを予想することしかできません。

実際に家を建てて住んでみたら、想像以上に日当たりが悪かった、イメージしていたのとは全く異なる仕上がりになってしまったなどの問題に悩まされるケースがあります。

中古一戸建てのメリット

新築を購入するのと比較した場合に、中古の戸建て物件には以下のようなメリットがあります。

費用を抑えて購入できる

中古物件最大のメリットは、なんといっても物件価格が新築に比べて安いという点です。同じ予算だった場合、中古物件を選択した方が居住面積の広さや立地など、条件の良い物件を選択することができます。

購入費用が抑えられる分リフォームなどにお金を使うことができるのもメリットだといえるでしょう。実際に、長年のローンを組んで高いお金を支払って新築住宅を建てるよりも、安い中古物件を購入し、自分の好きな形にリフォーム、リノベーションして楽しもうと考えている方も多いです。

購入してしまえば自由に内装などを変更することも可能なので、できる限りお金をかけずにこだわった家にしたいと考えている方にも向いているでしょう。

物件を確認した上で購入できる

これから新しく家を建てるのとは異なり、すでに家が建っているわけなので、外観や間取りなどを自分の目で確認した上で購入を検討できます。実際に、できあがった新築物件がイメージと異なったというトラブルも多いので、そういったリスクを避けられるのが大きなメリットです。

立地の選択肢が多い

新築の場合は、当然ながら現在家が建てられている場所に家を建てることはできないので、立地の選択肢が限定されてしまいます。これに対し、中古なら現在建てられている家が中古として売り出されることが期待できるので、立地の選択肢が豊富なメリットがあります。

中古一戸建てのデメリット

新築の一戸建と比較した場合、中古の物件は以下のポイントに注意が必要です。

すぐに修繕やリフォームが必要になることがある

中古の中でも古い物件は様々な部分が傷んでいる可能性があり、すぐに修繕、リフォームを行わなければならない可能性があります。新築よりも安く購入できて喜んでいたところ、あちらもこちらも直さなければならず、結果的に新築を購入するのと同じような費用がかかってしまったといったケースも少なくありません。

状態についてはしっかりと見極めた上で購入を検討するようにしましょう。壁の中の状態や天井裏、床下など目に見えない部分が劣化しているようなケースもあるため、十分に注意が必要です。

ローンの審査が厳しくなる場合がある

金融機関は担保価値なども確認しながら審査を行っているのですが、中古物件は新築に比べて建物の価値が低いため、担保価値も低く、結果としてローンの審査を通過するのが厳しくなってしまうことがあります。

建物の状態によっては住宅ローンを組むことができず、全額現金で用意しなければならないようなケースもあるため、注意が必要です。住宅ローンを使用しようと考えている方は、仮審査を受けるなど、しっかり対策を取っておきましょう。

どちらが自分に向いているかで考えることが重要

戸建て住宅を購入する際におさえておきたい新築と中古それぞれのメリット、デメリットについて解説しました。十分に比較し、自分に向いているのはどちらかについて検討してみてください。

茅ヶ崎エリアで不動産の購入をお考えの方は、ぜひセンチュリー21ハートランドまで相談ください。

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