湘南エリアに住むメリットとデメリットを紹介

湘南エリアは、街が海や山に囲まれている自然豊かな地域です。
そのため、自然と街がバランスよく共存している地域に住みたいという方におすすめのエリアだといえるでしょう。
特に、海沿いの地域はマリンスポーツが楽しめるため移住者も多いです。
そこで、今回は湘南エリアに住むメリットやデメリットを中心に、基本的な情報を紹介します。
湘南エリアに住んでみたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
湘南エリアの基本情報
湘南は、神奈川県の相模湾の沿岸地域を指す名称です。
神奈川県による行政区分としては平塚市や藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町、大磯町、二宮町が湘南地域とされています。
しかし、どこからどこまでが湘南エリアなのかは、明確に定義づけられていません。
そんな湘南エリアの海沿いは、夏の時期はマリンスポーツを楽しむ方や観光客で賑わいを見せ、冬の時期は浜辺の散歩を楽しむ方が多くいらっしゃいます。
一方で、住宅街や山に近い場所は、比較的閑静です。
もし湘南エリアに住みたいと考えている方で、賑やか過ぎる環境が苦手だという方は、住宅街や山に近い場所に住むことを検討してみるとよいかもしれません。
湘南エリアに住むメリット
海や山などの自然が豊かな一面がある一方で、買い物ができる施設も多い湘南エリアには、多くの魅力があります。
では、湘南エリアに住むメリットは、一体どんなものがあるのでしょうか?
以下に、湘南エリアに住むメリットを4つ紹介します。
メリット①マリンスポーツを楽しめる
湘南といえば、サーフィンを中心にマリンスポーツを楽しめることが大きなメリットだといえるでしょう。
湘南の海沿いに住んでいる方のなかには、その日の波の状況をいち早く知ってサーフィンを楽しみ、帰ったら風呂場に直行するという生活を送っている方もいらっしゃいます。
人によっては、朝にサーフィンを楽しんでから出勤をするというライフスタイルを取ることもあるようです。
また、湘南の海ではサーフィンのほかにも、ダイビングやシーカヤック、サップなど、気軽に多種多様なマリンスポーツを楽しめることも魅力の1つでもあります。
そして、晴れた日には海だけではなく富士山も眺めることができるため、マリンスポーツと同時に景色も楽しみたいという方にとっても、湘南の海は絶好のロケーションです。
メリット②自然に囲まれて過ごすことができる
湘南エリアは、海のほかにも森林や山などの緑も豊かな街です。
マリンスポーツを目当てに引っ越して来てみたら、山でのキャンプやハイキングも楽しいということに気づいたという方も少なくありません。
平日は都心まで通勤し、休日は自然が豊かな山のなかで穏やかに過ごすということも可能です。
また、湘南エリアは海も山も生活圏内にある地域のため、子育てにもよい影響があるでしょう。
特に湘南の北のエリアには、山や畑、田んぼも多いため、家族で家庭菜園や土いじりをして新鮮な野菜を栽培して食べるということもできます。
自然について学びながら家族の思い出を増やすことができるため、自然に囲まれた過ごし方ができるという点は自分や子どもにとってもメリットだといえるでしょう。
メリット③都内までのアクセスがよい
自然豊かな人気の観光地である湘南エリアは、都心からのアクセスがよいという点も大きなメリットです。
JR湘南新宿ラインやJR横須賀線、小田急線などを利用すれば、人気エリアの鎌倉や江ノ島、藤沢、逗子から都心までの通勤もできます。
たとえばJR湘南新宿ラインを使えば、藤沢から新宿までは約50分で行くことが可能です。
移動時間に1時間は長いと感じられるかもしれませんが、読書や仕事の情報収集などで時間を有効活用すれば、通勤時の過ごし方をより有意義なものにできるでしょう。
メリット④商業施設が豊富なため買い物に困らない
湘南エリアには、海が一望できるおしゃれなカフェやレストランが多数あるため、余暇を楽しむことができます。
さらに、テラスモール湘南や湘南モールフィルなど、生活に欠かせない食料品や日用品を買い揃えるためのショッピングモールや、商店街も充実していることで有名です。
特にテラスモール湘南は、湘南エリアのなかでは売り場面積が最大クラスとされているショッピングモールで、その広さは東京ドーム3.6個分ともいわれています。
約280店舗のさまざまなお店が軒を連ねているため、欲しいものは横浜や都心まで行かなくても、気軽に手に入るでしょう。
このように、湘南エリアは自然だけではなく商業施設や商店街も豊富なため、欲しいものが身近で手に入りやすいというメリットもあります。
湘南エリアに住むデメリット
湘南エリアにはさまざまなメリットがある一方でデメリットもあります。
湘南エリアは海に面している地域であるため、災害は特に注意したい点でしょう。
しかし、対策を怠らなければ、デメリットをカバーすることができる場合がほとんどです。
以下に、湘南エリアに住むデメリットを3つまとめました。
デメリット①湿気や塩害の被害に遭いやすい
湘南エリアのなかでも、海に近い地域に住んでいると避けては通れないデメリットが、湿気と潮風による塩害です。
海から吹いてくる潮風には、水分と塩分が多く含まれています。
潮風の影響で、給湯器や室外機などの室外設備をはじめ、自転車や自動車などの金属類は錆が生じやすいです。
さらに洗濯物は朝から干したとしても、湿気と潮風が原因で、べとついて乾いてしまいます。
対策としては、室外設備や自転車、自動車などの金属類を外に設置する場合は、塩害予防のコーティングを施すことが挙げられます。
そして、洗濯物を乾かす際は室内に干すか、乾燥機を使用すれば洗濯物も湿気や潮風から守ることができるでしょう。
対策としては、室外設備や自転車、自動車などの金属類を外に設置する場合は、塩害予防のコーティングを施すことが挙げられます。
そして、洗濯物を乾かす際は室内に干すか、乾燥機を使用すれば洗濯物も湿気や潮風から守ることができるでしょう。
デメリット②津波の被害に遭う可能性が高い
湘南エリアにて暮らすうえで忘れてはならないデメリットが、津波の被害に遭うリスクがあるという点です。
緊急地震速報が普及しているとはいえ、まだまだ地震や高波を事前に想定することは不可能だとされています。
台風が近づいてきているときは、海に近づかないことで津波に巻き込まれるリスクを回避することができます。
しかし、地震による津波に関しては、高台に避難することでしか対処のしようがありません。
万が一、地震による津波が起きてもすぐに避難することができるように、高台の位置や避難経路を事前に確認しておきましょう。
ほかにも、万が一の際も津波による避難がスムーズにできるように、地域が開催する防災訓練があれば参加しておくこともおすすめします。
デメリット③自動車が渋滞しやすい
湘南エリアは観光地として常に栄えているため、ゴールデンウィークや夏休みといった夏場の時期は、自動車の渋滞がよく起こるというデメリットがあります。
特に、海沿いに面している国道134号線と、海に向かう位置にある国道467号線は湘南エリアの要となる道路のため、非常に混雑しやすいです。
江ノ島から鎌倉方面に向かう場合、江ノ島を過ぎた辺りから一車線道路に変わります。
観光客が増える週末や夏場の時期は、駐車場を探している方や駐車場が空くタイミングを待っている方などが運転する自動車の行列に遭遇しやすいです。
そのため、日常的な移動の際にうっかり江ノ島や鎌倉方面に寄ってしまうと、渋滞に巻き込まれる可能性が高いでしょう。
対処方法としては、週末や夏場などの混雑する時期は近場での用事の場合、徒歩や自転車に切り替えることをおすすめします。
あるいは、湘南エリアは細い道が多いため、裏道や抜け道の運転がスムーズにできるように、小回りが利く軽自動車を活用するといった方法も有効でしょう。
湘南エリアの家賃と不動産それぞれの相場
いざ湘南エリアに住もうとなると、気になってくることが家賃や不動産の相場でしょう。
そこで、湘南エリアのマンション・戸建て・土地をカテゴリ別に分けて、家賃と不動産の両方の相場を算出して以下にまとめました。
なお、本記事では藤沢市や茅ヶ崎市、また鎌倉市、逗子市、葉山町、平塚市の各相場を湘南エリアの相場として合算し、平均値を算出しております。
湘南エリアの家賃・不動産・土地の相場
マンション | 戸建て | 土地 | |
家賃 | 5万1,200円 | 9万2,000円 | – |
不動産 | 3,390万円 | 3,882万円 | 57万9,000円/坪 |
湘南エリアの各相場は上記のような結果となりましたが、あくまで平均値のため実際に住みたい地域の家賃や不動産の相場が、上記の数値よりも高い場合もありえます。
あくまでも上記の数値は、参考程度に留めておきましょう。

湘南に住むメリットは主にマリンスポーツや自然を楽しめること
いかがでしたでしょうか。
湘南エリアに住むメリットは、サーフィンをはじめとするマリンスポーツが楽しめることや、海だけではなく山や森林の自然に触れながら穏やかな生活ができることなどです。
一方で、潮風による塩害や津波の危険性があるなどのデメリットもあります。
しかし、塩害は塩害コーティングを行うことで錆を防げますし、津波は事前に高台の位置を把握しておくなど、ある程度の対策は可能です。
湘南エリアには魅力がまだまだ多くあるため、ぜひこの機会に湘南に住むことを検討してみてはいかがでしょうか。
ハートランドでは、湘南エリアに詳しいスタッフがみなさまの住宅選びをサポートしますので、お気軽にご相談ください。